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2010/07/27(Tue)

生き方

大袈裟なタイトルを付けましたが、或る休日の世間話です。


カメラが趣味の友人S君が自転車で遊びに来ました。

近くの「 川口自然公園 」に野鳥を撮りに行くから一緒にどうか、との誘い。

そんな趣味は無いし、距離も短いけれど天気が良く、何よりも自転車に乗る口実が出来た。


10分も走ると そこいら中に高価な望遠レンズを付けたアマチュアカメラマンが

チャンスを狙って、それぞれの持ち場で待機しています。

S君は常連らしく、ポイントを探りながら顔見知りに出会う度に情報交換をしているので、

居場所の無い自分は、

「 ちょっと走ってくる 」と言ってはハムスターみたいにチョロチョロと公園の内外で

プチ・カラダ改造をしていました。

距離が短いと運動にならないので、時々全力疾走。ひとりで汗びっしょり。  馬鹿か。



そんな事を繰り返しているうちに携帯電話が鳴ってS君のところへ。


林の小径を入ったところでS君と70代前半と思しき人が話し込んでいる。


( あーあ。また走って来るかなぁ )

と思いましたが、挨拶をキッカケに、雑談に巻き込まれてしまいました。


その人は定年退職をしてから、毎日の様にあちこち野鳥を追い掛けているそうです。

単純に羨ましいと答えたところ、返って来た答えは意外なものでした。



「 思った程じゃ無かった 」。





現役で働いていた頃は( 早く自由になりたい )と思い続け、定年を迎えた時は、

明日からの日々を想って、それは嬉しかった。

でも、毎日自由な時間が続くと何をしていいのか判らなくなって家に閉じ篭り、

テレビを観るだけの生活。

同年輩の友人知人の何人かは、そうやって体調を崩した人も居る。

自分も、そうなってしまうのが怖くなり、こうやって積極的に計画を立てて表に出る様に

心掛けている。


との事でした。


「 おたくさんも、お勤めですか?」


そう聞かれて

「 いえ、自営業です」。


「 仕事はどうですか、楽しいですか?」


「 あ、はい、まあ。好きで始めた事なので」

( 答え方、迷った )


「 それは良い。一生続けられる仕事が有るのは羨ましい 」


… あべこべになってしまった。

年金が入って悠々自適だからと、勝手な解釈をして羨ましがり、口に出してしまった

自分の浅ましさが、少し恥ずかしくなりました。


勿論、働かなくても生活して行けるのは正直、憧れます。

でも、「 隣の芝生は青く見える 」。

その人はその人で、選んだ道を歩いて来た結果の現在が在って、ちゃんと生きて行く為に、

また次の「 努力 」をしている。

考え方を変えれば、現役の時と変わらないんじゃないか?



全てが自由な訳じゃない。



別れ際、言葉を選んで


「 良い写真を撮って下さい 」と言って、S君とその場を離れました。

( 展示会を楽しみにしてます、って言えば良かった )。



生きている人全員に、それぞれの言い分( ぶん )があります。

サラリーマンや自営業は、政治を恨んだり公務員を責めたり( 確かに理不尽も存在しますが )、

公務員は、自由な事をやっている民間を羨ましく思う人も居るだろうし。

それぞれが捌け口を見出さないと、やってられない時だってあります。


良くも悪くも、それが人間なんだと思う。

「 時代のせい 」にしているなら、多分、何時の時代も生きられない。

最終的に生き方を決めるのは自分自身しか居ません。


現状で不満ばかりを言い続けていたら、いつのまにかソレが癖になって、

歳を食っても、違う理屈をくっ付けて、同じ文句を言い続けるんだろな。


だったら、心の中に多少の無理や嘘があっても、対外的には楽しそうに見えた方が、

面白い事に出会える機会は多いと思う。




短い時間だったけど、そんな事を学んだ ひとときでした。










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