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2009/11/04(Wed)

営業マン

今年半(なか)ば頃の忙しい さなか、仕事場に2人の営業マンが訪れました。

見た目、一人は50~60才代、もう一人は20代前半、と云うところです。


仕事に使う、或る材料の代理店で まだ取引をした事は無いのですが 社名だけは知っていました。


名刺を交換すると 年配の方( 以下「 A氏 」)は年齢相応に幹部の肩書きが書いてあります。


新規の取引では、コストだけでなく実践に役立つ知識としてもプラスになる事が時々あるので

一旦、仕事の手を休めて招き入れ、当たり障りの無い世間話から入ります。


会話をしながら、この会社で取り扱っている メーカーの素材に関するメリットやデメリット等、

出来るだけ客観的な答えを引き出そうと、頭の中で纏(まと)めながら、ひとつづつ質問して

みることにしました。

ところが、A氏は話し始めたばかりの私の質問を途中で遮( さえぎ )り、


「それでしたらウチに詳しい者が居りますから、ちょっと失礼して … 」


上着の内ポケットから携帯電話を取り出し ちょっと横柄(おうへい)な口調で、

「ああ、××だ。、○○くん、居るかい」


暫く携帯で○○くんと話し、

「ちょっと代わって貰えますか?」


と言うので電話に出て、その○○くんに直接質問をしてみたのですが、業界の 普通の営業マンが

サラッと答えてくれる、素材の極く基本的な事をあまり理解していません。


なんだ?この会社。

全く要を得なかったのですが 一応、初対面だし、不毛な会話を長引かせても意味がないので

心にも無い礼を言ってA氏に電話を代わりました。


A氏 : 「 如何でしたか?」


( … いかが っつったって、アンタ。 たった今、そこで話、聞こえてたでしょう。ナニ訊いてんの? )


「 えー、あー、まあ大体」


( 間抜けか、オレも。 何が大体だ )




ここでA氏、堂々と 場違いな一言。

「 ウチは創業××年で、取引頂いているお客様にも信頼されていて (中略) 社の若い者にも

万全な教育を ~ どーたらこーたら 」。



なんの教育? 空気が読めない以前の問題です。 会話が成立しません。


隣の若い営業のおにいちゃんは、意味も無く上司の話にニコニコ頷(うなず)くだけ。




合戦の最中(さなか)、

「我こそは どこそこの武将 … 」

と言っている時に、敵の小兵(こひょう)にブッタ斬られる様なモンです。



話をする気力が失せました。

でも、気が弱いので早く帰って欲しくても そうは言えず、止めていた作業を再開して適当に

相槌( あいづち )を打ちながらA氏の長ったらしい話を聞き流していました。




( はなくそ でも, ほぢっちゃおかな )






A氏 : 「いやあ、お忙しそうですねえ」



( お、帰ってくれるのか? )



「ぼちぼちですよ」



「いえいえ、このご時世に人徳だと思いますよ」













信用できねえ。










「 すいません これ、お昼までにに終わらさないといけないので 」。


ウソです。今日いっぱい納期のある仕事でした。





「 あ、ああ、そうでしたか。 それじゃそろそろ私らも失礼します。 これ、ここにカタログを

置いて行きますから 何かあったら ひとつ、宜しくお願いします」。












何も、ねえ。


心の声が、漫才の 「こだま&ひびき」 の口調になりました。


2人の営業マンが帰ってすぐに、時間と気持ちの軽い喪失感で 一息つこうと,コーヒーを淹れて

飲む事にしました。




… 一体何だったんだろう。

景気がこんな状態だから、経理畑出身なのに無理矢理営業に廻されたのかな。でも待てよ。

肩書きは立派だったから、同族経営かな。或いは 会社と繋がりの深い どこかのOBかも。

名刺を眺めながら色々考えたりします。


あのA氏、帰りのクルマの中でさっきの横柄な口調で、

「 いいか、営業の基本って云うのはな、相手をヨイショする事に掛かってるんだぞ」


なんて、「 きょーいく 」してるのかな。




… 言ってそう 。




もうひとりのおにいちゃん、さっきの 「頷き 」が、立場上止むを得ないと感じていて、自分なりの

目指す港があるなら,救命ボートを探して 早く その船から飛び移れ。




なんてね。




人の営業を見ながら、その会社よりも遥か下の規模の自分の立場を重ね合わせ、色々考えると

何だか怖くなって、コーヒーブレイクを早々に切り上げて仕事に戻りました。



がんばれ、オレ。












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